2017年7月15日(土)土曜プレミアムで『まさか!それがデキるのか!?世界最高技術でやっちゃいましたSP ~天才!自由研究てんこ盛り~』が放送されました。
日本では実現不可能な驚きの実験にチャレンジ。世界を舞台に“信じられない挑戦”に果敢に取り組む空前絶後の実験ドキュメント・バラエティー番組です。
皆さんは番組を見ましたか?
その番組で「日本の鍛造技術の最高峰、包丁職人が作った世界最高と言われる切れ味を持つ包丁」と「軍事兵器バズーカの弾」対決が放送されました。
この包丁が作られているのは、同じ筑後地方である福岡県八女市の鍛冶工場なんです!
装甲車を貫くために作られたバズーカの弾に、最強の包丁が果たして果たしてバズーカー砲の弾を切断することができるのか?タイの軍隊協力のもと驚異の挑戦実験が行われました。
番組冒頭で放送されるぐらいの注目の実験でした。いや〜思わぬ結果に驚きました!
放送内容をふりかえり、福岡県八女市立花町の「盛弘鍛冶工場」の包丁のすごさを語ります!
INDEX
鍛造技術の最高峰!最強の切れ味包丁を作る 福岡県八女市にある盛弘鍛冶工場!
バズーカの弾と対決する日本の鍛造技術の最高峰、福岡県八女市の包丁職人が作った世界最高と言われる切れ味を持つ包丁。
それは、福岡県八女市立花町白木にある「盛弘鍛冶工場」です。
包丁一筋33年の包丁の匠、平 泰明(たいら やすあき)さん。
盛弘の包丁という切れ味バツグンの包丁を作っており、匠・平泰明さんが注文を受けてから、手造りにこだわり、1本1本丁寧に製造していています。
なんと予約1年待ちになっているほど!
購入したくても最低1年は待たないといけません。
「うちの包丁より切れる包丁を見たことがない。」という世界一といっても過言ではないトップレベルの切れ味!
「世界一の切れ味とはどれほどのものか?」ということで、さまざまなものを試し切り。
世界トップレベルの包丁の切れ味!盛弘の包丁
普通の包丁では上記のように中々、トマトをサクッとキレイに切るのは難しいですよね。
匠・平泰明さんが作った盛弘の包丁は、トマトを手で抑えずともサッと切れてしまいます。こんなに極薄にトマトを切ることさえ簡単なほどの切れ味!
続いて分厚い時刻表を千切り!
普通の包丁では切ることができませんが、匠の包丁はいとも簡単簡単にサクサクっと切ってしまいます。恐ろしい切れ味です。
続いて綱引きの綱を輪切り!こんな太い綱引きの綱は通常切ることはできませんが、盛弘の包丁は簡単にサクッと切ってしまうます。
硬いカボチャやペットボトル5本を、サッと振るとサクッと切れてしまいます。世界最高の切れ味とはここまですごいんですね〜。
これだけでもすごく驚きです!
世界最高の切れ味の包丁がバズーカの弾を切れるのか!?いざタイ某軍事施設へ
さて、本題。「世界最高の切れ味の包丁がバズーカの弾を切れるのか!?」ということで福岡県八女市の包丁職人・平泰明さんがチャレンジしてみたい!ということでタイの軍隊協力のもと驚異の挑戦実験を敢行します。
匠・平泰明さんは、「私の持っている技術を全て注ぎ込んだ」というこの日のために包丁を改良した専用包丁、対バズーカ用包丁「魅傑盛弘(かいけつもりひろ)を持ち込みます。
タイの某部隊のトップ「オット大佐」のもとへ。
日本の伝統技術で作られた包丁が我々の兵器に太刀打ちできるか大変興味を持ったと言われたが・・。
しかし「バズーカでやるまでもない、ピストルの弾は包丁といい勝負になるかもしれないが、次のマシンガン、バズーカは装甲車を破壊するための兵器、包丁は粉々になるだろう。」とオット大佐は述べます。
オット大佐にこう言われても匠・平泰明さんは「どんな弾でもブッタ切る!勝ちたい!」と意気込みを述べました。
これで挑戦の舞台が整いました!
挑戦当日。会場はタイ某軍事施設で世紀の大挑戦がおこなれました!
挑戦の方法
挑戦の方法は、包丁を台座に固定し、5メートルの距離から包丁を狙い弾を発射します。
包丁が折れたら、バズーカの勝ち。
弾を切断できたら、包丁の勝ち。という挑戦のルールが決定。
この挑戦を捉えるために、最高約100万コマ/秒を撮ることができるという世界最高クラスのハイスピードカメラ「Phantom V2512」を設置。
これでスロー再生すれば、弾がどのようになったか一目瞭然です。
日本の包丁 VS 軍隊の兵器
挑戦者の包丁職人・平泰明さんは、「自分に与えられた使命。包丁の切れ味がどこまで通用するか、それを試せるいい機会」と述べます。
オット大佐も「挑戦がお互いの技術発展のいいキッカケになる」と述べます。
包丁vsピストルの弾
ピストルは「M1911A1 コルト・ガバメント・カスタムモデル」。
1911年にアメリカ軍が正式採用しているほどのピストルです。それを命中精度・威力UPさせたカスタムモデルのピストルと対決!
コンクリートブロックをいとも簡単に壊してしまうほどの威力です。
ここで対決を前に、タイで売っている一般的な包丁に「M1911A1 コルト・ガバメント・カスタムモデル」の弾を当てるとどうなるか見せてやろうと、オット大佐は述べ見せてくれます。
ピストルの弾を放つと、いとも簡単にタイで売っている一般的な包丁は粉々に!
オット大佐いわく、衝撃200kg以上だとか、ハイスピードカメラ(スローバージョン)をみてもピストル弾丸が包丁を貫いているのがわかります。
普通の包丁であればこんな簡単に終わってしまいます。
匠・平泰明さんはこれを見て「そう簡単に折れては来た意味がない!」と自信を持って望みます。
挑戦を前に、包丁の後ろに白い紙を設置。
真っ二つにしたら、2つの穴が、切れなければ1つの穴と目安が分かりやすくなるように設置されました。
そして匠の包丁がついにピストルと対決!!!ピストルの弾丸が匠の包丁に放たれます!
弾丸は包丁に当たります!
包丁が少し壊れるも、折れてはいません!さらに後ろの白い紙には3つの穴が!?
ハイスピードカメラ(スローバージョン)でみると、見頃に弾丸を切っています!!弾丸が切れて3つに割れ破片が白い紙に飛び散ったことがわかります。
なんと包丁がピストル「M1911A1 コルト・ガバメント・カスタムモデル」に勝ちました!
ガバメントの弾は鉄板を簡単に貫通するほどの威力なのに、この結果はすごいことだ!とオット大佐は驚きます。
匠の包丁は普通の包丁と何が違うのか?その秘密とは??
匠の包丁と一般にしようされている普通の包丁とは何が違うのか?その強靭な包丁の秘密が明かされます。
それは鍛造です。大量生産の包丁は鍛造をやっていない。
匠の包丁は焼いて叩いてを繰り返し組織が蜜になり、強靭な鋼ができることで強靭な包丁が作られています。
その鍛造技術でピストルの弾をも切ってしまうほどの強さになるわけです。
挑戦結果は、『包丁でピストルの弾は切れる』と検証されました!
続いて挑戦2!包丁(魅傑盛弘〜極み〜)vsヘビーマシンガンの弾
続いて包丁vsマシンガンの弾の挑戦となります。
オット大佐は、ピストルに勝ったことは驚いたが、マシンガンでは負けるわけがないと言います。
なぜなら「ブローニングM2」というヘビー級の破壊力を持つマシンガンだからです。
1933年にアメリカ軍が正式採用。世界各国で導入しているほど恐ろしい兵器で、弾の大きさは、さきほどのピストルの約4倍!14cmもあります。
最大射程距離は6km以上も飛ばせるヘビー級なマシンガンです。
試しにドラム缶を撃ってみますが、数発で簡単にボロボロに・・・。
ブローニングM2で普通の包丁を撃ってみると、跡形もなくボロボロに・・衝撃は5トン以上!さきほどのピストルの威力とは比べ物にならないくらいのすさまじい威力です。
匠の包丁(魅傑盛弘〜極み〜)はこのヘビーマシンガンの弾を切ることができるのか!?
この対戦を前に、包丁職人・平泰明さんは強力な包丁を用意してきたと「魅傑盛弘〜極み〜」を出します。
鋼ばかりだと硬すぎて折れる可能性がある、これまでの「魅傑盛弘」の刃の断面は鋼を軟鉄で挟んだ作られていますが、「魅傑盛弘〜極み〜」は、柔らかい地金(軟鉄)で包んで折れにくくするよう作られています。柔軟かつ切れ味のある強力な包丁となっています。
ルールはヘビーマシンガンの一発勝負。約100連発できるヘビーマシンガンだが、連射は命中率が低くなるということと、弾丸がもったいないということで一発勝負に決定。
オット大佐は「一発あれば十分。M2の威力を思い知らせてやる」と述べます。
いよいよ包丁vsマシンガン本番!
ヘビーマシンガンの弾丸が放たれます!
ハイスピードカメラで見てもあまりの早さと威力で、火花がすごいことに!
よく見ると弾を切っているように見えます。しかも、包丁は折れていません!
包丁に弾痕があればということで、刃の形状を見てみると弾痕はなく、弾が切れていることがわかりました。
まさか包丁が折れずに切るなんて・・とオット大佐は驚きを隠せません。包丁の勝ちを認めます。
結果、「包丁でマシンガンの弾は切れる」となりました!これはすごい!
ついに包丁(魅傑盛弘〜極み〜)とバズーカ砲(RPG7)と対決!?衝撃の結末に!
いよいよ最終対決!包丁とバズーカ砲です。
バズーカ砲は、ロケット弾発射機で有名な「RPG7」。
旧ソ連が開発した対戦車用の兵器です。
弾の大きさは、なんと約60cm(約2kg)、さきほどのヘビーマシンガンと比べると比較にならないほどの大きさです!
対決では弾の中の弾薬の起爆装置を排除しての弾のみで勝負します。
この重さがすごいスピードで包丁に飛んでいくなんて想像をはるかに超えていてどうなるかわかりません!?
ロケット弾発射機「RPG7」は弾を放つときに後方30mも爆風が飛ぶという危険性があるため、設置し、引き金に針金をまいて離れた後方より発射となります。
包丁職人・平泰明さんは「包丁は魂を込めた私の分身!切ってくれると信じています。」と述べます。
対するオット大佐は、「残念だが跡形も無くなってしまうだろう」と述べます。
果たしてその結果は!?バズーカの弾が放たれます!
なんと・・・!?切れてない・・。いや羽は切れてますが、弾は切れていません。
しかし!包丁も折れていません!!すごい結果に。。
オット大佐は、バズーカの弾で包丁が折れない、粉々になっていないことに日本の伝統技術の凄さに驚きました。
包丁職人・平泰明さんも、さすがにバズーカ砲相手では、包丁が木っ端微塵と予想していたみたいですが、日本の鍛造技術のすばらしさを見せること、伝えることができて本当に嬉しいと述べました。
最後に、包丁職人・平泰明さんとオット大佐が硬い握手を交わしお互いの健闘をたたえました。
結果、「包丁でバズーカの弾は切れない」となりましたが、包丁は折れていないわけですし、ドローですよね。
わたしの一言
バズーカの弾と対決した包丁職人の盛弘鍛治工場 所在地
- 事業内容:刃物製造販売
- 店舗住所:〒834-0084 福岡県八女市立花町白木440-4
- 代表者:平 泰明
- TEL:0943-35-0051
至高の一刀|庖丁の盛弘 Webサイト
アクセス
盛弘鍛治工場
住所:〒834-0084 福岡県八女市立花町白木440-4
すごい企画でしたね〜。楽しい番組でした。
結果、バズーカの弾を切ることができませんでしたが、あの破壊力があるバズーカ相手に折れなかったこと自体すごいことで、ピストルやヘビーマシンガンの弾を切ってしまうこと自体、あり得ないことだと思います。
この他にも様々な企画がありましたが、この企画は、同じ筑後地方ということで記事にしました。
通常であれば、包丁が軍事兵器に勝つなんてことを予想できませんが、ここまで健闘するなんて驚きです。
同じ筑後地方にこんな素晴らしい包丁を作る匠がいるなんて嬉しいですね〜!
鍛造技術の最高峰!世界一の最強の耐久性・切れ味包丁を証明できたのではないでしょうか。
日本の伝統技術は本当にすごいですね〜。こういった職人さんの技術が引き継がれていってほしいですね。
いや〜手に汗握る番組でした。