久留米市保健所は2018年5月25日(金)、久留米市の男性60歳がマダニが媒介する感染症、SFTS=重症熱性血小板減少症候群を発症したことを発表しています。
県内初 久留米市の男性がマダニ感染症 久留米市保健所発表
久留米市保健所によると、5月13日から16日にかけて、久留米市内に住む60代の男性が発熱やけん怠感、ふらつき、それに下痢といった症状を訴え、男性が訪れた医療機関から連絡を受けた県保健環境研究所が男性の血液を検査したところ、マダニが媒介する感染症、SFTS=重症熱性血小板減少症候群を発症していることが分かりました。
男性は、渡航歴などなく症状が出る前に「山に立ち入った」とのことです。
マダニに刺された記憶はないと話していて、現在も入院していますが、症状は快方に向かっているということです。
県内で感染者が出たのは、今年初めてで、保健所は、草むらなどに入る場合は肌の露出を少なくして対策するよう呼びかけています。
SFTS=重症熱性血小板減少症候群とは?
ウイルスを持つマダニにかまれることで感染する感染症で、発熱やおう吐、下痢や筋肉痛、それに呼吸不全などを引き起こし、場合によっては死に至ることもあります。