2019年5月18日、福岡県久留米市出身の世界的彫刻家、豊福知徳さんが福岡市の病院で死去しました。94歳でした。
豊福知徳さんは久留米市生まれ(1925年)、59年に高村光太郎賞を受賞し、60年のベネチア・ビエンナーレ出品を機にイタリアへ移住し、ミラノにアトリエを構え、40年以上にわたり現地で制作を続けられました。
93年に紫綬褒章、2001年に勲四等旭日小綬章されました。
楕円形の穴をいくつも開けた独特な造形作品で知られ、ローマ国立近代美術館や東京国立近代美術館など、国内外の美術館に作品が所蔵されています。
久留米市中央公園の大きなモニュメント大噴水「愛の泉(石声庭)」も豊福知徳さんが手がけられました。