今朝の新聞に耳納連山に風力発電計画と掲載されていて驚きました。
筑後平野にそびえる耳納連山で大型風力発電所を建設する計画が浮上しています。
東京の事業者エコ・パワーが風況調査を行っていて現在「事業化は未定」のことですが、もし実現したら美しい耳納連山の景観を損ねるので心配です。
久留米市は、景観悪化を懸念いるそうです。
耳納連山の風力発電の中止を久留米市にエコ・パワーは伝えたことがわかりました。地元の協力や道路環境など様々な条件から考慮し中止を決めたとされています。
計画地 久留米市と八女市をまたがる耳納連山最高峰の鷹取山から西側の発心山に続く尾根沿い
計画地は、久留米市と八女市をまたがる耳納連山最高峰の鷹取山から西側の発心山に続く尾根沿いで、高さ約120メートル程度の風力発電設備を数基設置したい意向を久留米市に事業者が示した(2015年10月)とされています。
その後、2016年3月に八女市星野村の鷹取山山頂付近に高さ約50メートルの風況観測塔を建設し、調査しているそうです。
調査期間は2年間ということで、2018年3月以降に事業化の可否を判断するとみられています。
久留米市は、2017年12月12日に有識者でつくる景観審議委員会で風力発電計画を報告しています。
調べてみると、第7回久留米市景観審議会 議事録の中に「耳納連山における風力発電設備の計画について」と記載されています。(下記リンク先の通り)
事業が実施されれば貴重な原風景が損なわれるとして、山頂付近に建築物を建てる際の高さやデザインを制限する基準を加える検討をするとしています。
都市計画見直しに伴う久留米市屋外広告物条例の地域区分の変更を検討すると議事録にも記載されています。
これまで住宅や店舗などが並ぶ麓地域には基準があったそうですが、山腹にはなかったそうです。
久留米市は、地元自治会に風力発電の計画を説明しています。
懸念や不安の声が出ているとされています。
事業者のエコ・パワーは日本初の風力発電専門企業で、発電所の立地地点の選定から建設、その後の運転保守まで携わり、国内で150基以上、設備容量20万kWを超える風車の運営しています。
耳納連山に風力発電計画 東京の業者「事業化は未定」 久留米市、景観悪化を懸念も:ニュース:九州経済:qBiz 西日本新聞経済電子版 | 九州の経済情報サイト
報道によると事業者は耳納連山の風力発電について何も決まっていないとのことですが、もし事業化されると耳納連山の景観悪化になるので心配です。