2023年12月9日(土)~10日(日)、福岡県久留米市宮ノ陣町八丁島にある八丁島天満宮で「八丁島の御供納(ゴクオサメ)」が行われます。
この行事は、八丁島に伝わる菊姫物語(桃山時代)、『おかねの恩返し』(江戸時代)などの伝説に由来する『人身御供』と『収穫祭』の行事が一緒になったものと言われ、現在は12月中旬の土曜・日曜の二日間にわたって行われています。
八丁島に七つの座があり、七年に一回廻ってくる座の子供達(0歳〜10歳まで)により、玄米三升三合の御共を天神堀に納め五穀豊穣、無病息災を祈願します。
寛延二年(1749年)の記録によれば、享保一七年(1732年)までは御供米三斗三升を神にお供えしていたとあり、かなり以前から行事が行われていたと思われます。
昭和60年に久留米市無形民俗文化財に指定されています。
日曜日の14時30分以降、天神掘での矢放し行事(伝統大蛇殺害)が見所です。
八丁島の御供納(ゴクオサメ)久留米市宮ノ陣町
- 開催日:2022年12月10日(土)~11日(日)日曜日の14:30以降、天神掘での矢放し行事が見所。
- 開催場所:八丁島天満宮
- 所在地:久留米市宮ノ陣町八丁島
八丁島の御供納(ゴクオサメ)とは?
「八丁島の御供納」は、秋の収穫を喜ぶ「新嘗祭」の行事と、「おかねの恩返し(江戸時代)」などの伝説に由来する「人身御供」の行事が一緒になったもといわれています。
集落の一角にある池の中央の島を舟で回る神事で久留米市の無形民俗文化財(指定日1985年6月26日)です。
言い伝えでは、八丁島の天神堀の主である大蛇の崇りを鎮めるため、御供米3斗3升を33本の竹筒に入れて堀の中に納めるようになったといわれています。
午後5時からは、10歳までの男の子によるお潮井汲み、また、町内を掛け声をかけて歩きます。
翌日曜日午前中は白装束に着替え、天満宮内にて準備をしたあと午後14時30分頃から、天神堀でヤカゴを船に積み、池巡り中の中の島の楠を目がけて、矢放し行事(伝統大蛇殺害)が行なわれます。
アクセス
開催場所 | 八丁島天満宮 |
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所在地 | 久留米市宮ノ陣町八丁島 |
駐車場 | 八丁島広場(20~30台) |
交通アクセス | 西鉄甘木線「古賀茶屋駅」下車、徒歩8分 |
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八丁島の御供納は、由来は明らかではないですが、300年近くの歴史があると言われています。
昭和60年に久留米市無形民俗文化財に指定されています。
今もなお受け継がれている伝統行事です。