どうも。
12月に入って寒かったのにまた暖かくなり12月とは思えない気温になっていますね。暖冬なのでしょうか。
さて、今日は『久留米の方言』についてフォーカスをあてたいと思います。
方言とは、ある特定の地域に使われる、共通語とは異なる語彙・発音・語法を指し、なまり、お国言葉、俚言(りげん)とも言われます。
久留米の人からすれば「バイ、タイ、ケン」はよく使う方言でしょう。
私は久留米生まれ、久留米育ちなので久留米弁(一般的には筑後弁)を当たり前のように使っていますが、他県の人からしたら聞き取りずらい方言のようです(笑)
私には幼い子どもがいるのですが、すでにバリバリの方言を使っています(笑)
例えば「そげんかことしたらいかんバイ!」というのは「そんなことしたらダメだよ!」となる訳ですが、このように独特の方言・言葉が久留米には様々あります。
そんな久留米の方言について色々と調べてみました。
INDEX
久留米の方言
久留米の方言は北筑後方言で、共通の多い南筑後方言や筑前方言・肥前肥後方言と共に肥後方言に属しています。
特徴としてバイ、タイ、カイ、ケン、クサイ等が普通に使われています。
過去の歴史で久留米では方言を無くす運動もあったそうですが、現在は方言とはその地域の特色や住む人の心情が通じるものということで使われています。
一般的に筑後弁という場合、福岡県筑後地方全体の方言を総称する場合(筑後方言と同義)と、筑後地方北部の久留米市や筑後市を中心とした地域で使われる方言(久留米弁)をさし、久留米弁は大牟田市で使われる大牟田弁とはイントネーションや単語などに違いがみられるますが、佐賀県鳥栖市の方言とは良く似ています。
方言の例と標準語
- 「7時までには来るたい」⇢「7時までには行きます」
- 「どんこんしようなか」⇢「どうしようもありません」
- 「こちょぐる」⇢「くすぐる」
- 「ほんなこつ」⇢「本当のこと、本当に」
- 「でけん」⇢「駄目」
- 「すらごつ」⇢「嘘、虚言」
- 「しぇからしか」⇢「気ぜわしい」「煩しい」
- 「しょんなか」⇢「しょうがない」
- 「なんばしよっと?」⇢「何をしているの?」
- 「それ、よかね」⇢「それいいね」
- 「えすか〜」⇢「怖い」
久留米弁は博多弁や佐賀、筑後弁も使われていると思います。
例はごく一例でまだたくさんありますし、お年を召した方の方言は私でも聞き取れないときがあるほどです(笑)
この中で「よか」は使い方がとても特殊で「いいね〜」という意味で使われるときもあれば、「せんでよか!(しないでよい)」という使い方あるので言い方で内容が異なる時があります。
これわかるかな?「つ」ができる
上記、写真のように転んだりしてすり傷などが治ってきて『「つ」のできとー』と言うと嫁さんが何それ!?と言われたことがありました。
標準語では「かさぶた」というのですが、私は小さい頃から「つ」と言っていました(笑)
もしかするとこの記事を読んで同じように「え?!『つ』じゃないの!?」と思われる方もいるかもしれません。
ずっーと前に福岡県久留米市出身の藤井フミヤさんも「つ」と言っていたと掲載されていました。
これが通じるのは九州地方の限られた地域のようです。
日本国語大辞典によると、かさぶたのことを「つ」と方言で採録されている場所は佐世保市、熊本県、鹿児島県のようです。
「かさぶた」を「つ」と表現した由来には複数、説があるようです。
・「ち(血)」の後にできるから、「つ」
・「痛(つう)」からの変化
・固いものを「つぅ」と呼ぶ肥後弁(熊本)からの影響(その語源は固い虫のことだとか)
ただし、どれも俗説の域を出ず、確かなことは分かっていません。
「血(ち)」の後にできるから「つ」という説には正直、吹き出しそうになりました(笑)
方言で告白
今回、方言について調べていたところ、おもしろい記事を発見!47都道府県の方言告白がまとめられています。やっぱり九州がいいですね!
わたしの一言
筑後弁が「秘密のケンミンSHOW」で紹介されました!
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合わせてこちらの記事もどうぞ!(↓)
ちなみに私の奥さんは、同じ福岡県でも北の方の福岡なので久留米弁には馴染みがなく、出会った頃は何を言っているか全然わからなかったと後になってカミングアウトされ、よくそれでカップルとして成立したなぁっと思ったくらいでした(笑)
言葉より気持ちが伝わっていたのかもしれません。
そんな嫁さんも久留米に住んでからは、すっかり久留米弁をしゃべっています(笑)
普段、当たり前のように使っている方言ですが、子どもが方言をしゃべるようになり、「方言」について調べてみたくなり記事にしました。
そんな方言をしゃべっている子どもがなんかさらに愛おしくなります。
方言もその地域の文化ですよね。消滅している方言もありますが、その地域の特色として残っていくと良いですね〜。