2025年8月19日、福岡県は久留米市で見つかった死んだ野生のイノシシが豚の伝染病 豚熱に感染した事例が確認されたことを公表しました。
死んでいたイノシシは体長100センチメートル、推定体重50キロのメスの成獣で、県が検査したところ豚熱に感染している疑いがあることがわかり、国が精密検査を行った結果、豚熱の感染が確認されたということです。
福岡県では昭和56年に確認されたのを最後に豚熱は発生しておらず、44年ぶりとなります。
豚熱は豚、イノシシの病気で人に感染することはなく、仮に豚熱にかかった豚の肉や内臓を食べても人体に影響はないとして、国や県は冷静な対応を呼びかけています。
福岡県は、豚熱の発生予防、まん延防止に必要な防疫対策を推進・強化するとしています。