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福岡県久留米市瀬下町の水天宮河川敷において毎年8月15日、「久留米流し灯籠」が行われています。
伝統の精霊流しによる筑後川の汚染を防ぐ為、それに変わる行事として、紙や木などの素材で灯籠を作り、先祖の慰霊の為実施されています。
灯籠流しは毎年8月15日に行われ、4面にそれぞれ4色の色を使用した灯籠約3,000個を川面に流しいれ、在りし日の故人をしのぶ行事です。
この行事が行われることは以前記事にしました。
早速、さきほど家族で「久留米流し灯籠」へ行ってきました。
小さい頃、訪れ以来、この「久留米流し灯籠」へ訪れましたが、とても多くの人達が訪れていることや、灯籠の数に驚きました。
「久留米流し灯籠」の様子をリポートします。
INDEX
筑後川(水天宮下)流し灯籠会場へ
この日は19時過ぎに水天宮方面に訪れました。
水天宮の駐車場は多くの来訪者でいっぱい。水天宮の前の通りが渋滞していました。
全然進まなかったので、Uターンしました。
割りとこの時間帯は集中しやすい時間帯なので20時を過ぎるぐらいに訪れると混雑を少し避けることができると思います。
臨時駐車場
水天宮の手前の場所、近藤塩元売株式会社(福岡県久留米市瀬下町7)の付近に臨時駐車場が設けてあったので、その場所に停めて歩いて会場へ向かいました。
この臨時駐車場へ停めて歩いて行かれたほうが混雑を避けることができ、スムーズに行くことができるのでオススメです。
水天宮に向かう通りは人や車でいっぱいでした。
水天宮本堂にて参拝
さきに水天宮の本堂へ参拝へ。多くの人が水天宮へ参拝されていました。
水天宮参道入り口手前の水天宮河川敷階段を登ると流し灯籠会場へ行くことができます。
筑後川の水面にゆらゆらと流れるたくさんの灯籠!
19時過ぎに訪れましたが、まだ辺りは真っ暗になっていませんでした。
それでもたくさんの灯籠がゆらゆらと筑後川の水面に流れていました。
とてもキレイです。
会場は降りた、筑後川の側の水天宮河川敷にあります。
露店も何件か出ていました。催事がお祭りというわけではないのであまり売れている感じではなかったです。
奥にあるテントで灯籠が500円で販売されているので、灯籠を購入して筑後川へ流すことができます。
7月1日より梅苑にて袋付き(組み立て前)の灯籠を販売されていますので事前に購入されて持ち込まれている人もいました。
会場付近はとても混雑するくらい人でいっぱいでした。
当日、会場にて灯籠を購入することができます。500円で購入しました。
一つ一つ丁寧に手作りされた感じが手に取るとわかります。
4面にそれぞれ4色の色を使用した灯籠となっています。
紙製の灯籠には、故人と自分の名前に加え、今は亡き家族へのメッセージがつづることができます。
記載例は会場の筆が置いてある机に記載されています。
その筆を使って、灯籠の表面に○○家、先祖代々と記載します。
灯籠の裏面の功徳主と記載されている面に送る人の名前を記載しましょう。
灯籠左右の面にもメッセージを記載している人もいました。
記載したら、灯籠に火をともします。
灯籠の中はロウソクが一本あるので、そのロウソクに火をともします。
灯籠に火をともすと、とてもキレイです。
ロウソクの明かりで字がくっきり見えます。
灯籠へ記載していたところ、ちょうど日が沈み、辺りは真っ暗になってきました。
多くの人たちが筑後川へ灯籠を流していました。
妻と子どもがそっと、筑後川へ灯籠を流しました。
付近には、久留米校区まちづくり連絡協議会の方々がいて親切丁寧に対応してくれるので、安全に灯籠を流すことができます。
ゆらゆらと灯籠が水面にゆれて、筑後川に流す様子はとても幻想的です。
どんどん遠くの方へ流れて行きました。
先祖へメッセージが届くといいなぁっと思いながらじっと灯籠を見守りました。
さいごに河川敷の高台から、全体の流し灯籠を写真におさめようとしましたが、数が多すぎておさめきれませんでした。
毎年約3,000個の灯籠が流されるそうですが、それ以上あった気がしました。
幻想的でとてもキレイです。
写真と違って自分の目で見たほうが間違いなくキレイに見えますよ〜。
この日は朝から雨が降っていましたが、ちょうど訪れたときは雨が止んで良かったです。
久留米流し灯籠は、戦没者の33回忌を機に始められたものです。
現在では久留米市民のお盆行事として定着しています。
今年は豪雨による朝倉市の災害があったので、その被害にあわれた方へ偲ぶという気持ちもありました。
またこのようなことが起きぬよう願うばかりです。
ゆらゆらと灯籠が水面にゆれて、筑後川に流す様子はとても幻想的ですよ。
どなたでも参加可能ですので、ぜひ来年に参加されてみてはいかがでしょうか。