福岡県久留米市は、昨日(2017年7月5日)、午後8時すぎ、市内全域の13万2959世帯、30万6512人に避難指示を出しました。
避難指示が出てときは久留米市内はあまり雨が降っていませんでしたが、深夜になって急に雷と雨が朝方まで続きました。
執筆時現在(2017年7月6日10時)、雨は降っていませんが、久留米市では今も特別警報発表中です。
久留米市は平成29年7月6日(木)14時10分に大雨特別警報が解除され、大雨警報に切替えられました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ(↓)
九州豪雨で物流網混乱 荷受け中止地域・遅延地域が発生しています。
詳しくは下記の記事をどうぞ(↓)
久留米市 11校区に発令していた避難勧告が解除されました。避難所閉鎖し、災害対策本部は廃止されました。
雨がおちついたので、筑後川がどんな状況かと午前9時ぐらいに見に行ってきました。
福岡県久留米市と佐賀県三養基郡みやき町に跨る「筑後大堰」
上記の写真は、福岡県久留米市安武町にある「筑後大堰」付近です。川が驚くほど増水してすごい光景になっています。
大きな木やゴミなどが次々と流されていました。川がどす黒い色になっています。
上流から多くの雨が流れ込んできたのと、昨夜の雨でこうなったんでしょうね。
筑後大堰の前には、大木やゴミなどが沢山ひっかかっていました。縁側にも大量の木やゴミがありました。
【大雨後の筑後大堰↓】
【大雨前の筑後大堰↓】
ちなみに上記の写真が普段の筑後川の様子です。比べると分かりますが、かなり増水していることが分かります。河川敷が浸水してしまっています。
浸水したリバーサイドパークと車
【大雨後のリバーサイドパーク↓】
続いて筑後大堰付近のリバーサイドパークですが、リバーサイドパークが見当たりません。リバーサイドパークが浸水してしまっています。
よく見ると車が筑後川に浸水しています。あそこはリバーサイドパークの駐車場なので、駐車したまま浸水してしまったのでしょうか。
【大雨前のリバーサイドパーク↓】
ちなみにこちらが、普段のリバーサイドパークです。
緑がいっぱいで普段は気持ちがいいところなんですけどね〜。
この筑後川の対面側には筑後川リバーサイドスポーツセンター豆津ゴルフ場があるのですが、そのゴルフ場も浸水していました。河川敷も浸水しています。
写真では分かりづらいですが、このすぐ足元に沢山のゴミが打ち上げられていたので、この辺、ギリギリまで増水していたみたいですね〜。そう考えるとゾッとしてしまいます。
普段の様子です。奥に見えるのがゴルフ場です。手前が河川敷です。
福岡県久留米市と佐賀県みやき町の間を流れる筑後川にかかる豆津橋
【大雨後の豆津橋付近↓】
続いて豆津橋方面へ。こちらもかなり増水しています。河川敷やゴルフ場は浸水しています。
【大雨前の豆津橋付近↓】
こちらが普段の筑後川&豆津橋の様子です。増水しているのが分かると思います。
今回の天気は今までの天気とは違い、大雨が久留米市内で大量に降って増水という形ではなく、雨があまり降っていないのに避難指示が出たことでした。
そのため多くの人が「雨降ってないのになんで??」っという人が多かったようです。
私も「雨が降ってないのに筑後川が?なんで?避難指示?」っといった状況でした。
そういった最中、みるみる筑後川の数位が上昇する情報が入りました。
それだけ上流で短時間に考えられないほどの大雨が降ったことになります。
福岡県の朝倉市では、降り始めからの雨量が530ミリを超えるほどの猛烈な大雨でした。1時間に120ミリ超と観測史上1位になるほどでしたので、考えられないくらいの豪雨です。
1級河川の筑後川に「氾濫危険情報」が出たことも驚きですが、一時は筑後川がヤバイ!?っとなったときは眠れないほどヒヤッとしました。
自然の力は本当に恐ろしいですね。異常気象ですよね。
まだ大雨特別警報発令中ですし、今後も雨が降るとされています。今は少し水位が下がりました、雨が降り続くとまた増水する可能性がありますので、今後も警戒が必要です。