毎年、9月15日に福岡県久留米市山川町本村区王子若宮八幡宮にある王子池周辺で行われている「花火動乱蜂(はなびどうらんばち)」が2021年も新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため中止となっています。
昨年も中止となっていて、2年連続の中止です。
花火動乱蜂は、約360年前より伝わる神事で、毎年9月15日に行われている福岡県の指定無形民俗文化財です。
通常、花火といえば海や川の側で行われますが、この「花火動乱蜂」は、山の中で行われている珍しい仕掛花火です。
巣をつつかれ騒ぐハチのような火花が激しく飛び散る迫力ある花火です。
花火動乱蜂(はなびどうらんばち)とは?
江戸時代から伝わる豪快な仕掛け花火で約360年前より伝わる神事で、毎年9月15日に行われています。
悪疫退散、五穀豊穣を祈願し、かつて、豊作と平穏を願った住民たちが花火を奉納したのが由来とされ、その後、久留米有馬藩の砲術をもって仕えた古川家が、この地区の人達に仕掛花火を伝授したものが「動乱蜂」として伝えられています。
ちなみにこの花火動乱蜂の読み方は、「はなびどうらんばち」と読みます。
通常の花火といえば、空高く打ち上げるイメージ花火を連想されますが、この花火全く違い、むしろ爆発といったほうが良いかもしれません。
ひと味もふた味も違う花火です。なかなかこういった花火を行っているところは全国でも少ないと思います。
導火の妙趣と、震天動地の雷鳴を伴って炸裂する瞬間花火となり、暗黒の空に千変万化飛び散る様は、蜂の巣をつついた時に,中の蜂がいっせいに飛び出し,怒り狂って飛び散るように上がる火炎の様子から「動乱蜂」とその名の由来がついたとされています。
久留米公式観光サイト ほとめきの街ホームページ
花火動乱蜂の詳細は、久留米公式観光サイト ほとめきの街ホームページをご覧下さい。
残念ながら、今年(2021年)も新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため中止が決定しています。
毎年、同日に久留米市北野町で開催されている「赤司八幡宮放生会奉納花火大会」も中止が決まっています。
今年も花火は見れそうにないですね〜。