2月19日、福岡県久留米市は石橋財団(東京)から10月に移管される石橋美術館をめぐり、本館横の別館が、ブリヂストン創業者であり、本館を寄贈した故石橋正二郎氏を顕彰する「石橋正二郎記念館」にリニューアルすることを発表しています。
久留米市の石橋美術館を運営する石橋財団が、同美術館の運営から2016年9月末日をもって撤退し、財団撤退後の美術館は久留米市が運営することなりました。
石橋美術館の名称も久留米「久留米市美術館」と2016年10月変更になると言われていましたが、この度、正式に決定しました。
故石橋正二郎氏を顕彰する「石橋正二郎記念館」
石橋財団が6月上旬から約2億5千万円かけて改修し、秋にオープン予定と報じられています。
企業経営から社会貢献まで石橋正二郎氏の多岐にわたる歩みをまとめものや、年表などを展示するほか、インタビュー音声を聞けるコーナーも設置されます。
石橋正二郎氏の美術コレクションの一部も展示されます。
石橋正二郎とは?
石橋 正二郎(いしばし しょうじろう)1889年(明治22年)2月1日〜1976年(昭和51年)9月11日)。福岡県久留米市生まれ。日本を代表する実業家でブリヂストンタイヤ(現・ブリヂストン)の創業者です。
1966年(昭和41年)8月1日に日産自動車と合併したプリンス自動車工業の育ての親(出資者)でもあります。また、張り付け式ゴム底足袋(地下足袋)の考案者でもあります。
日本のゴム工業や自動車工業の発展に多大な貢献を行なわれ、長年の功績により2002年(平成14年)には日本自動車殿堂入り、2006年(平成18年)には米国自動車殿堂入りを果たしています。
一貫してブリヂストンを中心とするゴム工業を経営の基盤としたが、これ以外にも多数の業種に参入し、一代で石橋財閥ともいえる企業グループを形成しました。
石橋美術館 Webサイト
名称が変更にともない、Webサイトも一新されるかもしれませんね。
アクセス
住所:〒839-0862 福岡県久留米市野中町1015 (石橋文化センター内)
開館時間:10:00〜17:00 (入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日や振替休日の場合は開館)
久留米と言えば、ゴムの町、またブリヂストンと言われるくらい有名です。
今では日本が世界に誇る世界最大手のタイアメーカーです。ブリヂストンの社名の由来は、創業者の石橋さんの名字を英語に直訳したものをひっくり返したものと言われています。有名ですけど知ってましたか?
美術館の名称が変わっても、久留米に絶大な功績の残された方の「石橋正二郎記念館」ができるのは嬉しいことですね〜。こうした久留米に貢献された偉人の歴史は語り継がれていかなければならないと思います。