2017年6月25日(日)、久留米市城島町にある六五郎橋下(六五郎橋河川敷公園)にて「第14回 城島エツ祭(エツッサイ)」が開催されます。
エツ(斉魚)は、この時期に産卵のため筑後川下流域に遡上してくる日本では筑後川のみ生息する(有明海にも生息する)カタクチイワシ科の魚です。
エツ漁解禁の5月~7月になると産卵のため筑後川をのぼり、城島町の付近までやってくることから、久留米市城島町ではエツが有名となっており、「第14回 城島エツ祭(エツッサイ)」は、エツの解禁時期に合わせて、毎年6月下旬に開催されています。
「第14回 城島エツ祭(エツッサイ)」では、エツの骨きり体験や投げ網体験など、様々な体験や実演を無料でできる他、エツバーガー、エツの唐揚げ・エツ弁当・エツ寿司などが販売され、エツ料理を堪能することができるお祭りです。
INDEX
久留米市城島町 第14回 城島エツ祭(エツッサイ)
- 開催日時:平成29年6月25日(日)10時~15時
- 開催場所:久留米市城島町 六五郎橋下(六五郎橋河川敷公園)
- 開催住所:福岡県久留米市城島町城島684-1
- 駐車場:無料駐車場あり
- 主 催:エツ祭実行委員会 Tel:090-8830-8267
「エツ(斉魚)」とはどんな魚?
エツは、体長約30センチの大ぶりな魚で、カタクチイワシ科の魚です。
日本では有明海にのみ生息する珍魚として有名です。
身体は細長く、背が厚くて腹が薄いので、刀身のように見えるのが特徴で海にいるときは、全身が金色に輝いているので、エツのとれた漁船の甲板は金のナイフをまき散らしたように見えると言われています。
この金色の輝きは、産卵のために有明海から筑後川へ入ってからは次第に薄らいで、やがて白銀色になるという不思議な魚です。
久留米市城島町に残るエツ伝説
弘法大師(空海)が九州行脚の際に筑後川を渡れなくて困っていたところ、貧しくも親切な漁師が舟で対岸まで渡し、弘法大師がお礼にと岸に生えていた葦(ヨシ)の葉をちぎって川のなかに投げると、その葉は魚に変わり泳いでいったという伝説があります。
今も町に残る伝説には、エツと城島町の関係が語られ、旧渡し場付近のこの青木島に弘法大師を祀る「エツ大師堂」があります。
また、城島町ではこの伝説に語られるエツを宝の魚として、筑後川の環境をいつまでも美しく守るため、毎年エツ漁のはじまる毎年5月上旬に、豊漁を祈願する「エツ感謝祭」を行わています。
エツを使った料理とは?
エツ漁解禁(5月~7月)の時期のエツは脂がのって最高に美味しいです。
特に屋形船に乗って味わう獲れたてのエツ料理は、そのおいしさと珍しさで話題をよんでいるほどです。
気になる料理法はハモのように骨切りをした刺身をはじめ、塩焼き、骨揚げ、煮つけ、吸い物、ナマスなど、夏の冷酒に良く合います。
日本では筑後川下流でしか楽しめない初夏の味覚・エツを食べることができるお店
エツ うなぎ 郷土料理専門店 かねひろ
■住所:〒830-0226 福岡県久留米市城島町西青木602
■営業時間:11:00~20:30
■定休日:毎週火曜日
TEL:
0942-62-2523
受付時間 11:00~20:30
えつの豊
■住所:福岡県久留米市城島町青木島181
■営業時間:11:30~15:00 17:30~21:00
定休日:無休
TEL・予約:0942-62-2320
海鮮寿し処たか山
エツのあらい、エツの塩焼き、エツの南蛮漬け、エツコース料理、エツの姿寿しなどエツ料理が楽しめます。
■住所:福岡県久留米市城島町江島2-3
■営業時間:11:30~14:00 17:00~21:00
■定休日:水曜日
TEL:0942-62-2082
エツ漁解禁は7月20日までとなっています。久留米市城島町ではエツ料理を提供している店舗が多数あります。筑後川の水で醸造した城島の地酒といっしょに味わうエツ料理は格別ですよ〜。
「第14回 城島エツ祭(エツッサイ)」ではエツ料理を満喫できます。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。