2021年8月22日(日)、福岡県久留米市保健所は、福岡県八女市在住の60代男性がマダニが媒介する感染症 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)で死亡したことを発表しています。
男性の右足首にダニに刺された痕があり、農作業中に刺された可能性があるとみられています。
60代男性は8月16日に倦怠感や発熱などの症状で八女市内の医療機関に入院し、17日に久留米市内に転院。症状が悪化し19日に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)と診断され、21日に亡くなっています。
日本では、マダニに咬まれて感染する病気として知られているものに、日本紅斑熱、ライム病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎があります。
マダニが媒介する感染症は、西日本を中心に発生しています。
特に、春から秋にかけてマダニの活動が活発になるため、山や草むらでの野外活動の際は、注意しましょう。
草むらや藪など、マダニが生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足が完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくしましょう。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?
ウイルスを持つマダニにかまれることで感染する感染症で、発熱やおう吐、下痢や筋肉痛、それに呼吸不全などを引き起こし、場合によっては死に至ることもあります。
厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A
久留米市ホームページ
八女市ホームページ
合わせてこちらの記事もどうぞ