2023年2月11日(土) ~4月3日(月)までの期間中、福岡県柳川市で「第29回 柳川雛祭り さげもんめぐり」が開催されます。
4月3日(月)までの52日間、北原白秋生家や御花などの観光施設や商店街の各店舗には、色鮮やかなさげもんが飾られ、柳川市内は華やかで暖かい雰囲気に包まれます。
柳川地方では、昔から女の子が生まれると初節句に子供の健やかな成長を願い、ひな段と一緒に色とりどりの「さげもん」を飾り、盛大に祝うのが習わしです。
さげもんとは、縁起の良い鶴やウサギ、ひよこ、這い人形などの布細工と鮮やかな糸で巻き上げた「柳川まり」とを組み合わせたもので、「幸福」「健康」など、母親、祖母、親戚等の願いが込められています。
色鮮やかで暖かい雰囲気の柳川雛祭りをみなさんに楽しんでいただこうと、観光施設や店舗に飾り付けたのが「さげもんめぐり」の始まりとなっています。
期間中、「おひな様始祭」「流し雛祭り」「おひな様水上パレード」等の催しも予定されています。
※お雛様水上パレード中止となっています。
以前に「さげもんめぐり」に訪れた様子をまじえてご紹介します。
INDEX
2023 柳川雛祭りさげもんめぐり
- 開催日:2023年2月11日(土) ~4月3日(月)
- 開催場所:柳川市内の観光施設、商店街、各店舗
※一部有料の施設あり - 所在地:〒832-0822 福岡県柳川市三橋町下百町(西鉄柳川駅)駅から歩いて商店街へ行くことができます。
- 主 催:柳川雛祭り実行委員会
- お問合せ:柳川雛祭り実行委員会(柳川市観光協会内)0944-73-2145
2023年 柳川雛祭り さげもんめぐり 主なイベント内容
- さげもん柳川まりコンテスト:受付期間=1月3日(火曜日)~2月8日(水曜日)
- さげもん展示即売会:1月28日(土曜日)、1月29日(日曜日)、午前10時~午後4時
- おひな様始祭・行列:2月11日(土曜日・祝日)、午前10時~
- ときめきひな灯りと巨大さげもん:2月11日(土曜日・祝日)~4月3日(月曜日)
- 雛めぐり舟:3月4日(土曜日)、5日(日曜日)、11日(土曜日)、12日(日曜日)、18日(土曜日)、19日(日曜日)
- 柳川きもの日和:3月4日(土曜日)、5日(日曜日)、午前10時~午後3時
- おひな様水上パレード:3月21日(火曜日・祝日)、午前 11時~午後0時20分 ※雨天時26日(日曜日)に順延 ※中止が決定。
- 流し雛祭:4月3日(月曜日)、午前10時~
- おひな様フォトコンテスト:受付期間=4月3日(月曜日)~4月15日(土曜日)必着 ※Instagram部門あり
柳川市公式ウェブサイト
さげもんめぐりの詳細は、柳川市公式ウェブサイトを御覧ください。
「さげもん」とは?さげもん飾りの意味とは?
そもそも「さげもん」はどんな意味で始まったのでしょうか。
調べてみると江戸時代の末頃に、女の子の初節句を祝うため、おひなさまの代わりに古着の端切れで作った小物を飾ったのが始まりと言われています。
さげもん飾りの意味
綺羅びやかな「さげもん」ですが、その一つ一つに意味があるそうです。知ってましたか?
- 「柳川まり」美しく上げる”手まり”は柳川の古くからの慣わし。正月に”手まり”を巻いて家の女児等にあたえることは、新嫁のつとめだったと伝えられています。
- 「這い人形」ハイハイは赤ちゃんんの健やかな成長の証。「這えば立て、立てば歩め」の親ごころがこめられた子どもの豊かな成長を願う、”柳川さげもん”ならではの飾り物です。
- 「三番兜」三番兜は日本各地の民俗芸能や人形芝居のなかにも様々な形態で伝わる祝いの舞の象徴です。また、無病息災、家内安全、商売繁盛などの願いもこめられています。
- 「鶴」鶴は長寿の象徴として古くから親しまれている鳥。また、願い事をするときに千羽鶴を折る習慣かあることから、願い事を織り込むという意味もあります。
- 「金魚」ゆったり泳ぐ金魚は優雅さの象徴。ゆるやかに水中を泳ぎ、見る人の目を楽しませるように、美しくも品のある人に育ってほしいといの願いがこめられています。
- 「蝶」蝶は結婚式の三三九度の銚子の飾りに用いられる縁起物。さなぎから美しい羽を持つ姿に変身する蝶には、娘を美しく義飾らせて嫁に出したい親心がこめられています。
- 「宝袋」財物が詰まった宝袋は、生活が豊かであってほしいとの願いの象徴。また、心が豊かになりますように、誰からも尊敬される人物に育ってほしいとの願いがこめられています。
- 「梅」寒さに耐えて、春のさきがけて美しい花をさかせる梅は清純や節操の象徴。そんな梅のはなのように強く美しう育ってほしいとの願いがこめられています。
- 「桃」実が女性を象徴すると言われている桃は、早く花が咲き、育てやすく実が多くなることから多産の象徴。また魔除けの力がある樹とされ、女の子の厄払いの意味があります。
- 「桜」春のお花見で知られる桜は、日本人の馴染みの深い花のひとつ。そんなみんなに愛される桜の花のように可愛く育ちますようにとの意味がこめられています。
- 「桔梗」花言葉は気品。高貴で凛とした紫の花である桔梗のように、ものしずかで上品な女性に育ってほしいとの願いがこめられています。
- 「雄鶏・雌鶏」朝、早起きでつがいで仲良く卵を温め育てる雄鶏・雌鶏のように、勤勉な母となって子育てに励んでほしいとの願いがこめられています。
- 「ひよこ」愛らしく黄色いひよこはあどけなさと優しさの象徴。そんなひよこのようにかわいらしく育ってほしいとの願いがこめられています。
- 「うさぎ」おとなしくも元気に雪山に飛び回るうさぎのように、おとなしく愛らしくも元気に育ってほしいとの願いがこめられています。
柳川市内のおよそ50か所にある雛人形や「さげもん」
写真は、過去に「さげもんめぐり」に訪れた様子です。
「さげもんめぐり」の始まりを告げる「おひな様始祭」を見ることが一番の目的でしたが、あちこち歩いていたら綺羅びやかな「さげもん」が各場所に見られるので足をとめてしまうくらいでした。
圧倒されるほどのひな壇の高さ、そして雛人形の数、さげもんの数です。どれも丁寧に作られていて一つ一つ見ていたら1日では周りきれいないほどの数でした。
掲載している写真はその中のごく一部です。この他、沢山ありました。市内のおよそ50か所あるそうです。
当時訪れた記事は下記をご覧下さい。
柳川市 川下り
柳川といえば、川下りとうなぎですよね〜。
船頭の竿に任せて、下百町から御花(または沖端)まで約1時間掛けて運航
季節毎の様々な催しや、船頭の唄、ゆっくり楽しむことができます。
ネット予約されると安心です。
柳川グルメ
絶品柳川グルメ「絶メシ」!
テレビで放送されたお店を巡ってみてはいかがでしょうか。
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気になる方は期間中、訪れてみてはいかがでしょうか。