久留米市宮ノ陣町八丁島にある久留米市のごみ焼却施設「宮ノ陣クリーンセンター」でごみを焼却した時に出るすすから基準を超えるダイオキシンが検出されたことが報じられています。
久留米市 宮ノ陣クリーンセンターで基準を超えるダイオキシンが検出
2月の定期検査で、ごみを焼却する時に出るすすをセメントなどで固めた固化灰から国の基準のおよそ2倍にあたる5.7ナノグラムのダイオキシンが検出されたといいます。
固化灰の検査は年に2回行われていて、去年8月に行った検査では基準内だったといいます。2月の検査でも、排気ガスや燃えがらについてはいずれも基準内でした。
検査結果を受け、久留米市は14日以降、固化灰の市内(高良内町)の最終処分場への搬出を停止して、原因を調査していますが、施設や処分場から固化灰が流出するおそれはないことから、周辺への影響はないとしています。
ごみの焼却は続けながら、飛灰は施設内で保管しているとのことです。
久留米市は、ごみ焼却時の温度や手順に問題がなかったなど原因究明を進め、再発を防止するとしています。
宮ノ陣クリーンセンターは2016年に稼働し、基準値を超えたのは初めてでした。
『情報追記』焼却炉停止手順の誤りが原因と判明
2019年5月13日、久留米市は焼却炉を停止する手順に誤りがあり、炉内の温度が想定以上に下がったことが原因だっと明らかにしています。
焼却炉の運転員が必要な手動操作を失念し補助するプログラムの不具合も重なったとのことです。
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